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スイッチング電源のよくある問題と対策事例 (3)

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目次

  1. 熱対策

  2. ノイズ対策

  3. 漏れ電流対策

  4. 静電気対策


スイッチング電源とは、スイッチング素子を用いて交流(AC)から直流(DC)へと変換する電源です。
スイッチング電源は小型・軽量・高効率ではあるのですが、装置によっては、変換する際に、熱やノイズ、漏れ電流が発生したり、静電気の影響を受けやすくもあります。

スイッチング電源には整流・平滑・安定化回路や保護回路等が組み込まれており、日本のPSE (電気用品安全法)を始め各国の安全規格に基づいて設計されております。
熱やノイズ、漏れ電流等に対する対策をする場合、設計変更だけでなく、認証の取り直し等、かなりのコストと時間がかかることがあります。

ここでは、認証になるべく影響を与えない範囲の対策を中心にご紹介いたします。

3.漏れ電流対策

スイッチング電源の中には、コンデンサという電荷を蓄える部品があり、スイッチング電源の平滑回路用として欠かせないものがあります。
このコンデンサは直流を遮断する性質をもちますが、わずかながら漏れ電流が発生します。
その為、コンデンサの定数を変更することで、漏れ電流を下げること可能となります。
以下、コンデンサの定数毎の測定結果になります。



もちろんコンデンサの定数を変えることで、ノイズ量が増えたり他の影響が出る場合もありますので、その時々で最適な対策を考える必要があります。

次回は、静電気対策について説明いたします。

当社では、各種AC/DCアダプタのカスタムにも対応いたします。
詳しくは、お問合せください。
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