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【3分でわかる!】デジタル・ステップ・アッテネータ(DSA)とは

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目次
  1. デジタル・ステップ・アッテネータとは
  2. アッテネータの種類
  3. デジタル・ステップ・アッテネータの役割
  4. デジタル・ステップ・アッテネータの性能指標

1.デジタル・ステップ・アッテネータとは

デジタル・ステップ・アッテネータ(DSA: Digital Step Attenuator)は、RF信号の減衰量をデジタル制御で段階的に調整できる装置です。


2.アッテネータの種類

アッテネータには、大きく分けて2種類があります。1つは減衰量が一定の「固定アッテネータ」、もう1つは減衰量を調整できる「可変アッテネータ」です。

可変アッテネータにはさらに2種類があり、1つはアナログ制御で減衰量を連続的に調整できる「電圧可変アッテネータ(VVA)」です。VVAは自動利得制御や高精度な信号制御に適しています。

もう1つは、デジタル制御で段階的に調整できる「デジタル・ステップ・アッテネータ(DSA)」です。DSAは、ステップごとに信号を調整するため、システムの安定性を保ちやすく、複雑な設計にも対応可能です。

アッテネータの種類

3.デジタル・ステップ・アッテネータの役割

DSAは、通信機器や測定機器など、信号の強さを正確にコントロールしたい場面で活躍します。例えば、無線通信システムでは、DSAを使用して信号の強さを調整し、安定した通信を実現します。また、測定機器の入力部分で信号の強さを調整することで、機器の保護にも役立っています。

DSAは広い周波数範囲に対応できるため、幅広い用途で利用されています。

デジタル・ステップ・アッテネータの役割

BEREX社製のDSA「BDA4601」 機能ブロック図


4.デジタル・ステップ・アッテネータの性能指標


DSAを選ぶ際に、考慮すべき重要な性能指標は以下の通りです:

① 減衰量:信号をどのくらい弱くできるかを示す指標です。

② 周波数範囲: DSAが対応できる周波数の範囲を示します。使用するアプリケーションに適した範囲であることが重要です。

③ 減衰精度: 設定した信号強度に対して、どれだけ正確に調整できるかを示します。高い精度が求められる場合、重要な指標です。

④ 挿入損失: DSAを通過する際に信号がどれだけ弱まるかを表し、通常はこの値が小さいほど良いとされます。

⑤ 反射損失とVSWR: 信号の反射を防ぐ性能を示します。これらの値が良好であるほど、システム全体の性能が安定し、効率的に信号を伝送できます。


DSAは、正確で安定した信号のコントロールが必要なシステムで重要な役割を果たしています。
これにより、無線通信や測定機器の性能が向上し、信頼性の高い運用が実現します。

当社では、BEREX社(韓国)のデジタル・ステップ・アッテネータを取り扱っています。
詳しくは、 製品ページ をご覧ください。

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