1.LoRaとは
LoRa(ローラ)とは、「Long Range」の略称です。LoRaは長距離伝送を可能にする低電力広域ネットワークLPWA (Low Power Wide Area) 技術の一種で、アメリカのSemtech社が策定した無線通信方式です。広地域や難しい環境に対応可能なため、主にスマートシティ・農業・物流管理などさまざまなIoT分野で活用されています。
2.LoRaの特長
①長距離通信
LoRaの一番の特長はその通信距離です。LoRaは、無線変調にチャープ・スペクトラム拡散を採用しています。環境にもよりますが、この技術により数kmから数十km程度の長距離通信が可能です。また、電波の到達性が高く、障害物や建物の影響を受けにくいため、山間部などの環境でも安定した通信を実現しています。
②低消費電力
LoRaは、データを断続的に送信するIoT用途に特化して設計されており、待機時の電力消費が非常に少ないのが特長です。このため、バッテリー駆動デバイスでも数年単位で稼働可能であり、電源が確保しにくい場所でも長期運用が可能です。
③低コスト
LoRa通信は、通信事業者のインフラを利用せずに専用のゲートウェイを設置して自社ネットワークを構築できます。また、日本国内ではLoRaが使用する周波数帯920MHz帯が「特定小電力無線」に分類されており、免許や申請が不要で利用できることから、初期導入費と運用コストの両方を抑えられます。
3.LoRaとWi-Fi・Bluetoothの違い
Wi-FiやBluetoothなどの技術と比べて、LoRaはより長距離通信に対応することが可能です。一方、通信速度は低めであるため、大容量データの送信には向いていません。その代わり、低消費電力で長時間稼働できるため、IoT分野など、定期的に少量のデータを送る用途に最適です。

当社では、Wi-Fi、Bluetoothのほか、LoRaに対応した各種モジュール製品も取り扱っております。
製品の詳細につきましては、お気軽にお問い合わせください。
