LNA(Low Noise Amplifier)は、例としてアンテナから入力された微弱な信号を増幅する低雑音増幅器として使用されます。高周波の受信回路のフロントエンドに多く使用され、受信機の雑音特性を改善します。

アンテナで受信した高周波は途中の空間で減衰しているので、アンプで信号を増幅する必要があります。
アンプで発生する雑音レベルが増幅後の信号レベルより大きいと、受信した信号が雑音に埋もれやすくなります。そこで、雑音の発生が少ないLNAを使用します。
LNAは低雑音でありながら、良好な周波数特性を保っています。

LNAもっとも大切な性能は低雑音です。雑音指数は雑音の大きさを表すパラメータで、増幅回路を通過した信号のS/N（信号と雑音の比）の悪化の度合いを意味します。
雑音は出来る限り受信信号より小さいことが求められるため、雑音指数は小さければ小さいほど良いです。

利得とは、電気回路における入力と出力の比で、ゲインとも呼ばれます。LNA には低雑音だけではなく、高い利得も求められます。

雑音指数と利得のほか、直線性、消費電力や電圧定在波比数などもLNAの特性に影響を与えます。

当社では、BEREX社（韓国）のLNAを取り扱っています。
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